カタルーニャ美術館
さて、個人的スペイン旅行の最大の目玉です。この巨大美術館は、ロマネスク、ゴシック期の教会がたくさん移設されており、写真も撮り放題なのである。(一部は不可だったが)
さて、個人的スペイン旅行の最大の目玉です。この巨大美術館は、ロマネスク、ゴシック期の教会がたくさん移設されており、写真も撮り放題なのである。(一部は不可だったが)
最初から全力で面白いものが見れた。昔の教会には、こんな変な生き物がたくさん描かれているのです。
ロマネスク様式。六枚羽のセラフィムが神々しいどころか、禍々しく見えるのは私ダケ?。
ロマネスクな無表情さが怖さを増します。右下の雄牛の顔が般若のようだ。
中央のキリストも、4隅の天使もポーズがおかしい……
殉教者たちの拷問の様子。無表情なのが怖い。
かなり傷んでいるが、残った部分の色彩は鮮やか。
てっきり化け物の類かと思ったら、説明文には「アニュス・デイ」。「神の子羊」にしては凶々し過ぎるだろwww
線画は単純だが、色彩は良い。この赤は何の顔料だろうか?
鳥に人間の顔をくっつける、というとても面白い発想。
頭は鷲、体はライオンの生き物。ギリシア神話にも出てくるのに、中世のキリスト教建築物や紋章にもよく使われる。黄金を守る役割があるとか。
大天使ミカエルの逸話が4枚のパネルに描かれている。左上:キリスト誕生、左下:人間の魂を天秤で計る。右上:サタンを倒す、右下:牛に化けて、矢で射ってきた人間を死なす。右下だけすごく理不尽。
すごく大きなホール。空間の無駄遣い。
広々としたホールの端に、カフェがあります。この美術館は観光客があまりいないので落ち着いて過ごせます。
1285-1290年。「マヨルカの征服」の一部。城から投石する人の図。
兵士が漫画みたいに描かれている。でもこれは中世の壁画なんです。
「父と子と聖霊」の「聖霊」が白い丸で描かれている。三位一体のアレ。鳩として描かれてケースが多いが、この絵では白く光る丸!(少し文字が書いてある)。
白い丸が奇跡を起こし、崇められる。白い丸が……この絵描きはさぞや悩んだことであろうなぁ。だいたいにおいて、「神格」という概念を絵で表わそうとすること自体に無理がある。
白い丸(聖霊)が鍋へ煮られている。すごくシュールな図である。
人が白い丸(聖霊)を崇拝している様子。こんな(変な)絵を見てしまうと、後の時代に「聖霊=白い鳩」というアイデアを思いついたヤツは天才だと思う。
みんなで耳をふさいでいる。
ヨハネが寝ている間に神の啓示を受けるシーン。なんでワニがいるのか。
天使がワニ(多分ドラゴン)の口を縛っている。こんなシーンあったっけ?
エル・グレコ作。本名はドメニコス・テオトコプーロス。クレタ島生まれのギリシア人だったので、エル・グレコという通称を使った。
エル・グレコ作。白髪の方が聖ペテロで天国への鍵を持っている。剣を持っているのが聖パウロ。目から鱗が落ちた人。
Ayne Bru作。1502-1507年。エジプトのテーベ守護団の司令官。『レゲンダ・アウレア』に記述がある人物。
何故だか、おっさんが青いリボンをつけている。
習作とは思えないほど書き込んでいる。
あったかそうな毛皮を持っている。
着物をきた人が疲れた顔をしている。
建物外観。1929年のバルセロナ万博の際に建てられたので、比較的新しい。国立宮殿(パラウ・ナシウナル)と名乗るだけあってとてつもなく、広かった。
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