なまけもの培養室

メトロポリタン美術館(THEMET-版画-)

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Shakespeare-Sacrificed; or , The Offering to Avarice(1789)

James Gillray作。版画コーナーはシェイクスピア特集をしていた。お金を燃やして、煙の中にはシェイクスピア作品の登場人物が現れている。

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Pity(1795)

ウィリアム・ブレイク作。マクベスの第一幕第七場にインスピレーションを受けて描かれたもの。マクベスがダンカン王殺害を逡巡するシーンに出てくるセリフを可視化している。『憐れみ』がマクベスの悪事を広めるところ。

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奇妙な三姉妹(1785)

マクベスに予言を告げる、三人の魔女。こういう絵に出てくる魔女は、決まって老婆だったりする。ドジって自分が映り込む。

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「ウィンザーの陽気な女房たち」の挿絵

憎めない悪漢フォルスタッフにマーガレット・ペイジとアリス・フォードの2人。

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フォルスタッフの下絵

こういう展示は大変参考になる。フォルスタッフの太っちょぶりが良い。

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ヘンリー4世のフォルスタッフ

こちらのフォルスタッフも負けずと太っている。相手の女も相当なデブなのが面白い。

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ハムレットと父親の亡霊(1845-56)

Adam Volger作。ハムレットの第一幕、第四場。ハムレットが亡霊を追うのを友人のホレイショーが止めているシーン。

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オフィーリア(1866)

James Stephenson作。ジョン・エバレット・ミレイの「オフィーリア」の版画版。まるで写真のように精緻。うまく撮ろうとしが、失敗して自分が写り込んでしまった。

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装飾のデッサン1

モニュメントのデザイン。ここから、仕上げるのが大変だ。

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装飾のデッサン2

こちらもモニュメントのデザイン。「IHS」は、モノグラムでキリストを表している。

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"Oh!Oh!Oh!" plate 14 from Othello, a suite of fifteen prints(1844, reprinted 1900)

Theodore Chasseriau作。オセローがデスデモーナを殺してしまったのを悔いるシーン。あとで嘆くなら、嫉妬で殺すなよ…と言いたくなる。

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Evening Wind(1921)

エドワード・ホッパー作。この哀愁ただよう女の雰囲気がホッパーの良さである。

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Night Shadows(1921)

エドワード・ホッパー作。暗い街角の様子。エッチングでこの影・陰の表現ができるのがすごい。

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聖アントニウスの誘惑(1635)

Jacques Callot作。誘惑というより、こんな幻覚視るような状態だったらそっちの方がヤバいだろ…と思うのは自分だけか?通常この題材は、小悪魔がたくさん出てくることが多いが、このようなデカいドラゴンが描かれることはあまりない。

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Christ Crucified between the Two Thieves; The Three Crosses(1653)

レンブラントの作品。いろんなヴァージョンがある。

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Seated Giant(1818)

フランシス・デ・ゴヤ作。これは版画版の巨人で、「エル・コローソ」とも。絵画版の巨人はプラド美術館にあります。

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Battle of Nude Men(1465)

Antonio del Pollaiuolo作。作られた年代の割に、大きい作品。筋肉が誇張されて描かれている。男達は苦虫を噛み潰したような表情をしている。

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Saint Eustace(1501)

アルブレヒト・デューラー作。聖エウスタキウス。元はローマ帝国の将軍だったが、改宗して名前をプラキドゥスから幸運を意味するエウスタキウスへと変えた。のちにキリスト教徒であることがバレて、ファラリスの雄牛の中で焼かれて死んだ。結局のところ、全くもって幸運でない。

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Nemesis(The Great Fortuna)(1501-2)

アルブレヒト・デューラー作。目隠しをしていない。フォルトナは運命の女神で、ネメシスは義憤の女神で本来別のもの。どちらも翼をもっている。

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Coat of Arms with a Skull(1503)

アルブレヒト・デューラー作。テーマは「メメント・モリ」。ドレスの女性は花嫁で、髭もじゃ男に後ろから抱きつかれている。この男の所有物から彼が死神の代理人であることがわかる。

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The Judgement of Paris(1515-27)

Marco Dente作。パリスの審判。マネの「草上の昼食」はこの絵の右側でくつろいでいる人を参考にしたらしい。

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Lo Stregozzo(The Witch's Procession)(1515-25)〜左半分〜

Agostino Veneziano作。魔女の行進。骨の馬車というのが面白いモチーフ。

 
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Lo Stregozzo(The Witch's Procession)(1515-25)〜右半分〜

Agostino Veneziano作。よく見ると子供がたくさん乗っている。ババアが精悍な顔つきなのが良い。

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The Death of Procris(1540)

Giorgio Ghisi作。プロクリスの死。プロクリスは夫に槍で殺された。人物が多すぎて、何処で死んでるのか見にくい。

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Three Putti Playing with an Orstrich(1530-40)

Master of the Die作。puttiはputto(プット)の複数形で、キューピッドのような裸の子供の装飾を指す。

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Two Flayed Men and Their Skeletons(1540–45)

Domenico del Barbiere作。絵の横の解説には、「ecorches and skeleton」となっていたが、後でメトロポリタンのサイトで調べたら、タイトルが違っていた。エイコーシェというのは、皮を剥いだ状態の人体模型のこと。

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The Practitioners of the Visual Arts(1578)

Cornelis Cort作。ヴィジュアルアートの従業者達。忙しそうな様子。

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The Four Elements(1588)

Jacob Matham作。火と水と風と土の擬人化。最近の日本は擬人化が流行っていると言われているが、ヨーロッパでは中世から擬人化が行われていた!!

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Geographiacae Enarrationis Libri Octo(Eight Books on Geographical Exposition)1525

アルブレヒト・デューラー作。プトレマイオスの天動説の挿絵。人が風を吹き付けているのが面白い。

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昔のトランプ

印刷物コーナー。J・Q・K以外の数札でも絵柄が描かれている。よく見ると、割とふざけた絵柄だ。

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