なまけもの培養室

メトロポリタン美術館(THEMET-彫刻その他-)

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メトロポリタン美術館 入り口

5月2日に行ったら、イベントで一般は閉館してて残念。予定変更して翌日にリトライ。メトロポリタンは実は2回目だったりする。

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大理石に描かれたグリフィン

1250〜1300年頃のギリシャかバルカン半島あたりで作られたビザンチン様式の彫刻。グリフィンを囲う装飾は、イスラムの様式によく見られる。

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処女と幼子

Claus de Werve作。ミディエーブルコーナーの真ん中にある聖母子像。1415〜17年頃?

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The demidoff table(1845)

Lorenzo Bartolini作。デミドフ伯爵の命により製作された。キューピッドの世界がテーマのようだが、はっきりしない。「眠っている」と解説には書かれているが、自分には真ん中の指を立てている人物が他の2人を毒殺したように見える。以前来たときに作者も作品名も調べておらず、すごく気になっていた作品だが、解説があまり無い…

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メデューサの首をもつペルセウス

アントニオ・カノーバ作。バチカン美術館にも同じ像があった気がする。目を見たらあかんのやで〜。

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パリス

アントニオ・カノーバ作。トロイア戦争の原因になっている男。そういえば、ヘクトルやトロイラスの作品はあまり見かけないなぁ。この像はレプリカで、本物はサンクトペテルブルグのエルミタージュ美術館にあるらしい。

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ウゴリーノ伯爵と息子たち

Jean-Baptiste Carpeaux作。裏切り者として有名なウゴリーノさん。イタリア、ピサの貴族だったが、ピサ大司教のルッジェーリに裏切り者として逮捕され、息子、孫と一緒にグアランディ塔に投獄された。1289年、獄中で餓死している。ダンテの神曲では、第2の円アンテノーラの氷の中にいてルッジェーリの頭蓋を絶え間なくかじっているとか。ロダンやブレイクにもウゴリーノ伯爵をテーマにした作品がある。

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カレーの市民

ローギュスト・ロダン作。イングランド王エドワードⅢ世は、クレシーの戦いで勝利を収めた後、フランスのカレーを包囲した。フィリップⅥ世は包囲を解く事はできず、エドワードは、カレー市の主要6人を差し出せば市民を救うと要求した。6人は市民のためエドワードの要求を飲み投降したが、イングランド王妃フィリッパ・オブ・エノーにより、処刑は免れた。

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アフリカ・オセアニアコーナー

アートというより、木製の実用品がメインに置いてある。どれもこれも装飾や造形が独特。

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アスマット族のビス柱

アスマット族はインドネシアのニューギニア島に住む少数民族。この柱は、死んだ祖先を表現しているらしい。

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パプアニューギニアの天井の装飾

セレモニーハウスの天井の一部らしい。

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巨大な太鼓

人物像だと思ったら、実は楽器だった。

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踊るマイナス

マイナス(Maenad)はギリシャ神話やローマ神話に登場するデュオニソスとバッカスの女性信奉者で、女神ではない。だいたいテュルソスという松ぼっくりの杖をもった姿で描かれる。このレリーフはローマ時代に作られたギリシャ時代のコピー。ギリシャの時代から現代にいたるまで、踊り狂う女というのは世界共通でいるものだと感心する。

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ギリシャのライオン像

ライオン像は墓のモニュメントやガーディアンとして飾られていた。タテガミがふさふさでない、こいつは失格だ。

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ジャッカルの神様

エジプトコーナー。細いハウンド犬みたいだが、アヌビスという名前の神様。デュール神殿はなんと改修中だった!まぁ、前に見たことがあるからいいか…

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エジプトの壁画(コピー)

横向きの女性。解説にだれかの詩が添えてあった。

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中国式庭園

向こうは、ボコボコ穴が空いた石を置くのが良いらしい。池まで再現されているが、この庭園が「美術館の2階にある」というのがすごいところ。

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ダンスの神シヴァ

解説によれば男らしい。(今まで女だと思ってた…)インドの神話のえらい神様。

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マハーカーラの曼荼羅

マハーは、大きい、カーラは黒いという意味。テントの守護者。日本に入ってこれが大黒天になるんだが、柔和な大黒天とは全然、似ても似つかない。

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Water Stone

イサム・ノグチの作品。日本コーナーにある噴水。地味なところが日本っぽい。

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厳島吉野花見図屏風

江戸時代の屏風。これは厳島神社の部分。絵の評価よりも、この神社と周辺の様子が400年前と現在とであまり変わってない事が驚愕。

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アメリカンアートのコーナー入り口

ここの広間には大理石の美しい彫像が多い。カフェテリアで休憩しようとしたら、激混みで入れなかった。

 
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展示されてない展示

表立って展示されてない作品も、このように閲覧することができる。椅子や家具だけでなく、ガラス製品や絵画などの収蔵品も見る事ができる。こういうサービス精神が日本の美術館にも欲しいところだ。

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死の天使と彫刻家

Daniel Chester French作。オリジナルはブロンズ製で、ボストン近郊の墓地にある。

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ニディア、ポンペイの盲の花売り

タイトルにポンペイってあるので古い作品かと思ったら1859年の作品だった。「The Last Days of Pompeii」(1834)という小説に出てくる人物。

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キューピッドとプシュケ

アントニオ・カノーバ作(1794)。エルミタージュとルーブルにも同じテーマの彫刻がある。

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眠る子供たち?

となりの部屋から撮影したので、詳細がよくわからない。

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ミリアムとユバル1

ステンドグラス。ユバルはカインの子孫で、全てのハープとフルートを吹くものの父として聖書に登場する。

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ミリアムとユバル2

ミリアムは、旧約聖書の登場人物で、モーセの姉。モーセの姉なので、本当はもっとオバさんのはずなのだが…

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ぶどうの蔓のパネル

ティファニースタジオ製。とても美しいステンドグラス。ティファニーと言えばジュエリーが思い浮かぶが、このようなアート作品も存在する。

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オイスター・ベイの景観

ティファニースタジオ製。藤の花が綺麗な色を出している。

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秋の眺望

ティファニースタジオ製。水の青と紅葉の赤、樹木の黄が、それぞれ美しい。

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